完全ローカルツールとは?自治体でも使いやすい無料IT用語タイピング教材を配布
こんにちはAI新潟です!
AI新潟では今回から、インターネットへ接続せず、端末の中だけで動く「完全ローカルツール」をシリーズで紹介していきます。
第1回は、IT・デジタル用語を入力しながら学べる無料のタイピング教材です。自治体や企業の研修でも検討しやすいように、HTMLファイル1つで動作し、入力内容を外部へ送らない構成にしました。
この記事ではツールを紹介するだけでなく、「なぜ完全ローカルが役立つのか」「何をもって安全と言えるのか」「自治体で使うときに何を確認すべきか」まで詳しく解説します。
この記事で分かること
- 完全ローカルツールとは何か
- クラウド型サービスとは異なる利点
- 今回のツールが外部通信しない仕組み
- 自治体や職場で利用する際の確認ポイント
- 無料タイピング教材のダウンロード方法
- 今後の完全ローカルツール紹介シリーズについて

完全ローカルツールとは
完全ローカルツールとは、処理に必要なプログラムやデータを端末内に持ち、基本機能をインターネット接続なしで利用できるツールです。今回の教材は、画面デザイン、動作プログラム、問題データを1つのHTMLファイルにまとめています。
一般的なクラウド型サービスは、ブラウザから外部サーバーへ接続して処理や保存を行います。一方、完全ローカルツールでは、ファイルを開いたパソコンの中で処理が完結します。
クラウド型サービスが危険という意味ではありません。共同編集、端末間の同期、常に最新機能を使えることなど、クラウドには大きな利点があります。大切なのは、扱う情報や利用目的に応じて、クラウドとローカルを選び分けることです。
なぜ完全ローカルツールが向いているのか
入力データを外部へ送る必要がありません
完全ローカルであれば、入力内容を処理するために外部サーバーへ送信する必要がありません。通信先、保存先、データの二次利用範囲を確認する負担を小さくできます。
インターネットに接続できない環境でも動きます
庁内ネットワーク、研修用端末、通信が不安定な会場などでも、対応ブラウザがあれば利用できます。アカウント登録やログインも不要です。
サービス終了や外部障害の影響を受けにくくなります
必要なファイルを組織内で管理できるため、外部サービスの一時停止や仕様変更の影響を受けにくい点も特徴です。ただし、ブラウザの更新に合わせた動作確認や、配布ファイルの版管理は必要です。

自治体で完全ローカルが選択肢になる理由
自治体では、住民情報をはじめ、業務上取り扱う情報の種類や重要度に応じた管理が求められます。新しいサービスを利用するときは、通信先、保存場所、利用規約、アカウント、アクセス権限など、複数の確認が必要になる場合があります。
完全ローカルツールは、外部送信や外部アカウントを必要としないため、確認すべき範囲を整理しやすいのが利点です。特に、研修、文章整形、データ確認、計算、簡易シミュレーションなど、端末内だけで目的を達成できる作業と相性があります。
また、HTMLファイルであれば、特別なインストール権限を必要とせずに動作する場合があります。ただし、HTMLファイルの実行や持ち込みを制限している組織もあるため、導入前の確認は欠かせません。
今回のツールは、なぜ安全性に配慮しているのか
「ローカルで動く」と書いてあるだけでは、安全性を判断する材料として十分ではありません。そこで今回のツールには、次の対策を組み込んでいます。
- 外部通信処理を実装しない:データ送信用の処理や外部サービスとの接続処理を含めていません。
- Content Security Policyで通信を制限:ブラウザのセキュリティ機能を使い、外部接続を禁止しています。
- 外部素材を読み込まない:画像、フォント、解析ツール、JavaScriptライブラリをインターネットから取得しません。
- 実行可能なプログラムを限定:ファイル内のJavaScriptが変更されていない場合だけ実行できるよう、ハッシュ値で制限しています。
- 保存項目を最小化:端末内に保存するのは自己ベストだけです。氏名、メールアドレス、職員番号などを入力する欄はありません。
- 保存記録を消去可能:画面の「記録を消去」から端末内の自己ベストを削除できます。
- 外部送信につながる機能を置かない:ログイン、投稿、共有、問い合わせなどの送信機能はありません。

第1回は「IT・デジタル用語タイピング」
今回配布する教材には、行政デジタルトランスフォーメーション(DX)、行政システム、業務効率化、情報セキュリティ、クラウド、人工知能(AI)・データ、ネットワーク、開発・運用など、10カテゴリの用語を収録しています。
- 用語入力:短い単語をテンポよく練習
- 解説入力:意味を確認しながら長文を練習
- 学習モード:自分のペースで取り組む
- 試験モード:制限時間内のスコア、正確さ、速度を確認
- 挑戦モード:5分間で入力できた問題数に挑戦
キーボード操作、フォーカス表示、画面読み上げへの配慮、スマートフォン向け表示にも対応しています。タイピング練習には、物理キーボードのあるパソコンがおすすめです。
ダウンロード前に、アプリをそのまま体験
知らないファイルをいきなりダウンロードするのは不安ですよね。下の画面は、配布するアプリと同じ問題・画面・採点機能を使えるページ内プレビューです。用語やモードを選び、実際にタイピングしてからダウンロードを判断できます。
プレビューの安全設計:独立した制限付きフレーム内で動作し、外部通信、フォーム送信、ファイル操作を許可していません。プレビュー中の自己ベストはページを閉じると消えます。配布版では自己ベストを利用端末内だけに保存できます。
操作して内容に納得できた方だけ、下のZIPファイルをダウンロードしてください。
無料ダウンロードと使い方
- ZIPファイルをダウンロードします。
- 端末上でZIPファイルを展開します。
- 中にある「ITデジタル用語タイピング_完全ローカル版.html」をGoogle ChromeまたはMicrosoft Edgeなどのブラウザで開きます。
- 用語または解説、カテゴリ、練習モードを選んで始めます。
HTML単体での配布が許可されている環境では、HTMLファイルだけを共有できます。WordPressなど、HTML形式のアップロードを制限する仕組みでは、ZIP版を利用してください。
「完全ローカルなら絶対安全」ではありません
完全ローカルは、外部送信に関するリスクを減らす設計です。しかし、すべてのリスクがなくなるわけではありません。
- 配布後に第三者がファイルを改変する可能性
- 利用端末自体がマルウェアなどの影響を受けている可能性
- 古いブラウザによる表示・動作・セキュリティ上の問題
- 組織のファイル利用ルールに適合しない可能性
- 収録した用語や解説が時間とともに古くなる可能性
自治体や企業で使う場合は、情報システム担当者による確認、配布元と版の管理、最新ブラウザでの動作確認を行ってください。個人情報や機密情報は、用途にかかわらず入力しないでください。
完全ローカルツールを今後も紹介します
AI新潟では今後も、「業務には役立つけれど、外部サービスへデータを送る必要はない」という作業に注目し、完全ローカルで使えるツールを紹介していきます。
自治体・企業向けの研修ツール、文章やデータを端末内で整理するツール、日常業務を少し楽にする小さなツールなどを予定しています。各回で、機能だけでなく、データの扱い、通信の有無、安全性の限界もできるだけ分かりやすく説明します。

よくある質問
利用時にインターネット接続は必要ですか?
必要ありません。ダウンロード後は端末内だけで動作します。
入力した文字や成績は送信されますか?
送信されません。自己ベストだけをブラウザの端末内保存領域に記録します。
自治体でそのまま利用できますか?
利用可否は各自治体の情報セキュリティポリシーや端末管理ルールによって異なります。配布前に、情報システム担当者へ確認してください。
自由に再配布や改変をしてもよいですか?
配布条件は公開時に明示します。改変版では元の安全設計が維持されない可能性があるため、再検査が必要です。
まとめ
完全ローカルツールは、外部へデータを送らずに目的を達成できる場面で、有力な選択肢になります。特に自治体や企業では、通信先やアカウントを増やさず、小さく試せることが利点です。
まずは今回のタイピング教材を個人の端末で試してみてください。そして今後の「AI新潟・完全ローカルツール紹介シリーズ」にもご期待ください。
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