こんにちはAI新潟です!

生成AIにプログラムの調査や修正を任せられる「コーディングエージェント」。なかでも比較されることが多いのが、AnthropicのClaude Codeと、OpenAIのCodexです。

両者を選ぶときは、操作画面だけでなく、利用できるAIモデルの知能、エージェントとしてのタスク遂行能力、応答速度、料金まで見ることが大切です。この記事では、Artificial Analysisの複合ベンチマークデータを活用し、具体的な違いを初心者の方にも分かりやすく整理します。

モデルや料金、利用上限は今後変わる可能性があります。ここで紹介する数値は比較用データとして捉え、契約前には各社の公式画面と最新情報もご確認ください。

この記事で分かること

  • Claude CodeとCodexの操作方法や画像生成の違い
  • Claude 5系とGPT-5.6系の性能、速度、API価格
  • 最上位・ミドル・軽量モデルの同格帯比較
  • 用途に合わせた失敗しにくい選び方
Claude Codeの対話型作業とCodexのタスク管理を比較したイメージ
対話を重ねるClaude Codeと、複数タスクを管理するCodexでは仕事の進め方が異なります。

目次

まずは違いを一覧で比較

比較項目Claude CodeCodex
中心となる操作ターミナルで会話しながら進めるCLIに加え、アプリでタスクを管理できる
得意な進め方コードを読み、相談と修正を繰り返す複数の仕事を整理して並行に任せる
画像生成接続した外部ツールやAPIによる利用環境に画像生成ツールがあれば対応可能
モデルの傾向比較データでは上位モデルの知能と初回応答で優位比較データでは出力速度と低価格モデルの知能が強み
向いている人対話しながら深く調査したい人複数作業を視覚的に管理したい人

大きな違いは、単純な「どちらが賢いか」だけではありません。人が横で相談を続けるか、仕事を分けて管理するかという製品体験と、選択モデルの性能を分けて考える必要があります。

アプリとUIの違い

Claude Codeはターミナルで相談しやすい

Claude Codeはターミナルを中心に使い、「エラーの原因を調べて」「修正前に計画を見せて」と会話しながら進めます。コードの背景を掘り下げたり、途中で方針を変えたりしやすい一方、初めて使う方はコマンドやGitの基礎を覚える必要があります。

Codexは複数タスクを見渡しやすい

Codexはコマンドラインインターフェース(CLI)に加え、対応アプリではタスク、進行状況、変更内容を画面上で管理できます。「画面を作る」「テストを追加する」「説明文を直す」などを分けて任せたい場合に、仕事の全体像を把握しやすい設計です。

画像生成はできる?

Claude Codeはコード作成が中心で、画像を直接作れるかどうかは接続された外部ツールや画像生成APIによります。Codexも常に画像を作れるわけではありませんが、利用中のアプリに画像生成ツールが用意されていれば、Web用画像の作成からプロジェクトへの配置まで一続きで進められる場合があります。

画像付きのWebサイトやブログ素材までまとめて制作したい場合は、利用できるツールを確認しましょう。契約プランや管理者設定によって機能が異なる点には注意が必要です。

モデル性能を総合比較

次の表では、Artificial Analysisの複合ベンチマークであるIntelligence IndexとAgentic Indexに加え、価格と速度をまとめています。価格は入力・出力・キャッシュ入力の比較用単価です。出力速度とレイテンシは「long」プロンプトタイプの中央値で、初回応答時間(TTFT)と500トークン出力までの時間には推論時間が含まれます。

モデル知能Agentic入力出力キャッシュ速度TTFT500トークン
Claude Opus 5(Max Effort)63.159.2100万$5.00$25.00$0.5061.9 tok/s50.4秒58.5秒
Claude Fable 5(Max Effort)62.156.6100万$10.00$50.00$1.0068.9 tok/s121.2秒128.5秒
GPT-5.6 Sol(max)60.957.8100万$5.00$30.00$0.5067.0 tok/s142.4秒149.9秒
GPT-5.6 Terra(max)56.650.2100万$2.00$12.00$0.20120.4 tok/s197.3秒201.5秒
Claude Sonnet 5(Max Effort)55.349.7100万$2.00$10.00$0.2068.4 tok/s135.1秒142.4秒
GPT-5.6 Luna(max)52.346.9100万$0.20$1.20$0.02165.6 tok/s137.6秒140.6秒
Claude 4.5 Haiku(Reasoning)29.916.520万$1.00$5.00$0.10100.5 tok/s15.8秒20.7秒

全体では、Claude系は初回応答までの短さ、OpenAI系は生成開始後の出力速度で優位な傾向が見られます。ただし、TTFTには推論時間も入るため、「待ち時間が長い=処理能力が低い」とは限りません。実務では、回答が始まるまでの時間と、始まってから書き終える速度を分けて考えると分かりやすいです。

Claude 5系とGPT-5.6系の知能、速度、料金を比較する図解
モデルは知能指数だけでなく、初回応答時間、出力速度、価格を合わせて比較することが重要です。

同格帯で直接比較

最上位:Claude Opus 5とGPT-5.6 Sol

知能指数はOpus 5が63.1、Solが60.9で、Agentic Indexも59.2対57.8とOpus 5が上回ります。入力価格はどちらも$5.00ですが、出力価格はOpus 5が$25.00、Solが$30.00です。さらにTTFTは50.4秒対142.4秒で、今回の条件ではOpus 5の方が早く応答を始めます。最上位帯では、性能、出力価格、待ち時間のバランスでOpus 5が優勢という結果です。

ミドル:Claude Sonnet 5とGPT-5.6 Terra

この帯ではTerraの知能指数が56.6で、Sonnet 5の55.3をわずかに上回ります。入力価格はともに$2.00、出力価格はSonnet 5が$10.00、Terraが$12.00です。注目したいのは出力速度で、Terraは120.4 tok/sと、Sonnet 5の68.4 tok/sの約1.8倍です。一方、TTFTはSonnet 5の方が短いため、すぐ回答を始めてほしいならSonnet 5、大量の文章やコードを速く出してほしいならTerraという見方ができます。

軽量・低コスト:Claude 4.5 HaikuとGPT-5.6 Luna

Haikuは知能指数29.9に対し、Lunaは52.3です。しかし、TTFTはHaikuが15.8秒、Lunaが137.6秒と大きな差があります。Lunaは入力$0.20、出力$1.20で知能指数も高いため、単純な軽量モデルというより安価な高知能モデルと捉えられます。短い処理をすぐ始めたい場合はHaiku、待ち時間を許容して品質と費用を両立したい場合はLunaが候補です。

コンテキスト窓と利用上限

Claude Opus 5、Fable 5、Sonnet 5と、GPT-5.6 Sol、Terra、Lunaは、比較データ上すべて100万トークンのコンテキスト窓に対応しています。Claude 4.5 Haikuのみ20万トークンです。大規模なコードや長い資料を扱う際の上限は、両陣営の主要モデルで近づいています。

ただし、コンテキスト窓は「一度に参照できる量」であり、定額プランの「利用上限」とは別物です。利用上限はプラン、選択モデル、処理内容などで変わる場合があります。大きなプロジェクトでは、最大値だけでなく、必要なファイルを正しく検索できるか、長い会話を要約できるかも重要です。

料金を見るときの注意点

API価格では、同じ性能帯でも入力と出力で差が出ます。たとえば最上位比較では入力価格が同じでも、出力はOpus 5の方が安くなっています。ミドル帯ではSonnet 5の出力価格が安い一方、Terraは出力速度に強みがあります。Lunaは非常に低価格ですが、初回応答までの時間が長いため、費用だけで決めると用途に合わない可能性があります。

なお、APIの従量課金と、Claude CodeやCodexを定額プランで使う場合の料金・利用上限は分けて確認してください。税、対象機能、上限などは変わる可能性があるため、申し込み直前にAnthropicとOpenAIの公式情報を確認しましょう。

結局どっちがいいの?

Claude Codeがおすすめの人

  • ターミナルでAIと相談しながら進めたい人
  • 初回応答の速さを重視する人
  • 既存コードの調査や修正を丁寧に行いたい人
  • 最上位モデルの性能と価格のバランスを重視する人

Codexがおすすめの人

  • アプリで複数タスクを管理したい人
  • 長いコードや文章の出力速度を重視する人
  • 画像を含むWeb制作を一つの流れで進めたい人
  • 低価格でも知能指数の高いモデルを使いたい人

迷ったら、同じ小規模プロジェクトで「不具合の調査」「画面の追加」「テスト実行」を両方に依頼してみましょう。完成度だけでなく、回答開始までの待ち時間、出力後の修正回数、利用量、結果の確認しやすさまで比べるのがおすすめです。

目的に合ったコーディングエージェントを選ぶ人物
同じ小規模プロジェクトを両方で試し、自分に合うコーディングエージェントを選びましょう。

まとめ

Claude Codeは、ターミナルで相談しながらコードを深く調べる使い方に向き、比較データではClaude上位モデルの知能指数と初回応答時間が強みです。Codexは複数タスクを視覚的に管理しやすく、GPT-5.6系は出力速度や低価格モデルの知能に魅力があります。

つまり、応答開始の速さと対話的な調査ならClaude Code、タスク管理と高速な連続出力ならCodexが有力です。ただし、最適な選択はモデルと作業内容で変わります。まずは安全な作業用プロジェクトで試し、ご自身の仕事に合う方から取り入れてみてください。

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