動画生成AIを使わずエージェントだけで動画を作る|4作品と作り方・プロンプト例
こんにちはAI新潟です!
「動画を作るなら、動画生成AIが必要」と思っていませんか? 今回は、動画生成AI(人工知能)を使わず、エージェントに制作を任せるという方法を、4本のAI新潟の動画とともに紹介します。
エージェントとは、依頼を受けて作業を組み立て、コードを書いたり、道具を使ったりして制作を進めるAIのことです。伝えたい内容を相談し、絵や文字の配置、動くタイミング、場面の切り替えを組み立ててもらう。そんな動画づくりができます。
この記事では、4本の作品、制作の基本的な流れ、試すときのプロンプト例を紹介します。プロンプトは元の制作指示をそのまま転載したものではなく、同じ方向の表現を目指すための再現用の例です。

まずは4本の動画をご覧ください
同じ「AI新潟」を伝える動画でも、紙の質感、夜の光、水彩のやわらかさなど、表現の方向を変えると印象が変わります。4本とも横長の1280×720画素、毎秒24コマの動画で、音声トラックを含んでいます。
1.紙のまちひらく|72秒
淡い紙色を背景に、切り紙を思わせる家や木、橋が並ぶ作品です。「一枚のページから、まちが動きだす。」という言葉とともに、手づくりの絵本のような世界が広がります。親しみやすい雰囲気で、地域や人のつながりを伝えたいときの参考になる表現です。
2.星をつなぐ夜|72秒
深い青の夜空に、月や星、まちの輪郭が浮かびます。「夜の向こうに、学ぶ灯り。」という言葉が、静かな画面に重なります。落ち着いた配色と光の使い方に注目すると、昼間のまちとは違う空気を感じられます。
3.朝のはじまり 水彩篇|72秒
水彩を思わせる淡い空や山、橋の風景に、朝日が重なる作品です。「朝の、はじまり。」という言葉とともに、朝のやわらかな空気を伝えます。紙のまちや夜空の作品と見比べると、色の明るさや質感が、動画の印象をどう変えるかを楽しめます。
4.学ぶ灯り|90秒
夜明け前の空と、灯りがともるまち、川に架かる橋から始まる90秒の作品です。「新潟の空が、まだ暗いころ。」という縦書きの言葉が、静かな風景に重なります。4本の中では少し長く、文字と風景の余韻も見比べるポイントになります。AI新潟の紹介ページにも掲載している動画なので、活動の紹介とあわせてご覧いただけます。
エージェントで動画を作る仕組み
たとえば、家の絵を少しずつ動かす、光を明るくする、文字を順番に出す。その変化を時間に沿って指定すれば、絵と文字から動画を組み立てられます。エージェントは、その設計や実装、確認、修正を進める役割を担います。
この方法を試せる道具の一つがHyperFramesです。公式資料では、ウェブページを記述するHTMLから、1コマずつ映像を書き出す仕組みと説明されています。これは作り方の参考例であり、4本すべての実際の制作環境を示すものではありません。
ウェブの見た目を指定するCSSでも、位置や透明度などを時間に合わせて変えられます。「文字がふわっと現れる」「図形がゆっくり動く」といった演出は、こうした仕組みで作れます。
「動画生成AIを使わない」は、制作にAIを一切使わないという意味ではありません。静止画、読み上げ、音楽をどう用意するかは別の選択です。生成AIを使う場合と、手元の素材やコードで作る場合では、準備や表現が変わります。

作り方は5つのステップ
1.誰に、何を伝えるかを決める
最初に「地域の活動を初めて知る人へ」「学ぶ楽しさを伝えたい」など、相手と目的を決めます。長さ、横長か縦長か、雰囲気、最後に伝える一言も指定すると、制作の軸ができます。
2.場面と時間の配分を作る
いきなり完成動画を求めるより、まず場面の構成を確認すると修正しやすくなります。72秒なら、12秒ずつ6場面に分ける案もあります。これは今回の作品の実際の場面割りではなく、試すときの設計例です。
3.素材と動きを組み立てる
絵、文字、背景、音の素材を用意し、「何秒から何秒まで、どう動くか」を設定します。ロゴや人名などを正確に見せたい場合は、正式な素材や表記を渡しましょう。音楽も、使用できる素材を指定します。
4.プレビューを見て直す
文字が読めるか、動きが速すぎないか、音が急に切れないかを確認します。とくに冒頭、場面のつなぎ目、最後は、静止画の確認だけでなく実際に再生して見ます。
5.動画として書き出して確認する
完成した構成をMP4として書き出し、最初から最後まで再生します。画面のはみ出し、文字の欠け、音ずれ、終了時の余韻まで確認して完成です。あとで変更できるよう、編集用のデータも一緒に残します。

コピーして試せるプロンプト例
以下は制作を依頼するときの例です。実行できる範囲はエージェントの環境によって変わります。元の4本と同じ映像を保証するものではありません。
最初に渡す共通の依頼
動画生成AIを使わず、コードで動きを組み立てる方法で、AI新潟の紹介動画を作ってください。 目的は、AIを身近に感じ、学んでみたくなることです。 横長16:9、72秒、1280×720、毎秒24コマを目安にしてください。 まず、場面ごとの内容・秒数・画面の言葉・動き・音の計画を提示してください。 静止画生成、音声生成、音楽生成の利用は、勝手に追加せず、必要なものを先に説明してください。 公式ロゴは渡した素材を使い、文字を正確に表示してください。 構成を確認した後、制作、プレビュー、修正、MP4書き出しへ進めてください。 完成動画と、素材・編集データ・再開手順を保存してください。
4本の雰囲気に合わせた追加指示
【紙のまちひらく】 淡い紙色、切り紙の家や木、紙を重ねたような奥行きで表現してください。 「一枚のページから、まちが動きだす。」を導入に使い、ゆっくり世界が広がる72秒にしてください。 【星をつなぐ夜】 深い青の夜空、月、星、まちの輪郭を中心にしてください。 「夜の向こうに、学ぶ灯り。」という導入から、小さな光がつながる72秒を設計してください。 光の点滅を強くしすぎず、文字の読みやすさを保ってください。 【朝のはじまり 水彩篇】 明るい朝、水彩のにじみ、紙の質感を中心にした72秒にしてください。 ゆっくりした動きと余白で、これから何かを始めたくなる空気を伝えてください。 【学ぶ灯り】 90秒にしてください。「学ぶ楽しさ」を中心に、導入から最後までの気持ちの変化を設計してください。 文字を詰め込みすぎず、読む時間と場面の余韻を確保してください。
仕上がりを変える修正の伝え方
「もっといい感じに」だけでは、どこを変えるかが曖昧になります。時間、対象、変更内容を伝えると、意図を共有しやすくなります。
冒頭0〜6秒の文字を、今より大きくしてください。 中盤の場面転換をゆっくりにして、前の画面が読める時間を増やしてください。 背景の動きを弱くし、文字を優先してください。 最後の一文は5秒以上表示し、音楽は自然に小さくして終えてください。 修正後は、動画の長さ、文字の欠け、音ずれを確認してください。
作品の方向性を変える指示と、細かな調整は分けると進めやすくなります。まず全体の雰囲気を決め、次に文字や動きの速さを整えていきましょう。
小さな動画から始めてみましょう
今回の4本のように、同じ活動を伝える動画でも、表現の選び方で違う世界を作れます。地域の活動紹介、講座の案内、作品の紹介などにも、この考え方を応用できます。
最初は「15秒、3場面、伝えたいことは一つ」でも十分です。エージェントと相談しながら構成を決め、再生して確かめ、少しずつ直してみてください。自分の言葉が映像になる過程も、制作の楽しさの一つです。

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